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ライトノベル風に修学旅行の日記を書いてみる。
どうもお久しぶりです。
結局入院記の方は書いてなかったですね、忘れてました(笑

というわけで9月2日から5日まで、3泊4日の修学旅行まで行ってきました。
その時の日記を書こうと思うんですが、ただ書くだけじゃ面白くないので
ライトノベル風で書いてみようと思いますー

小説嫌いって人は読まないほうがいいです!
では始まり始まり~ ↓



 何やら暗澹とした空を見上げながら、俺は今日の昼以降の天候に危懼の念を抱いていた。学生時代最後の修学旅行であるのに、雨水など蛇足な物でしかない。俺は神や仏などは全く信じないが、もし空の上に雷様がいるのならば、今日使うお小遣いのうちのまぁ小銭くらいなら差し出してもいい気分だった。この日5時半に起きるという快挙を成し遂げた俺は、寝惚けていたのかどうか知らないが馬鹿な事を考えていた。

 普段は往来の激しい国道も、まだ新聞も配達されていない様な早朝ともなれば、横断歩道でもない所を横走りで渡れるような通行量となる。何もない大通りを駆け抜けるのが心地よく、これからの修学旅行を楽しく脚色してくれるような環境に感謝だ。

 今更ながら説明をするが、我が高校の修学旅行は「新幹線に乗車する駅に7時15分集合」という殺人的な日程である。まぁ俺たちが住むド田舎の町の駅に、天下のJR新幹線が止まるわけもなく、俺たちはその新幹線が止まる駅まで3駅ほど電車移動しなくてはならない。当然この日程に生徒達は非難轟轟であったのだが、学年主任は「例年通り」や「しょうがない」という常套句を並べて事態を沈静化させていた。

 そんなわけで、俺は6時25分発の電車に乗るべくして6時15分に駅に到着したのである。


 少し時間設定を早めにしすぎたかと思っていたのだが、何やら駅の中は生徒でいっぱいであった。俺はこの独特の空気に飲まれそうになりながら、新幹線乗車駅までを共にする立川を探すべく大衆の中に視線を投げ入れた。

 立川は既に切符を買わんとし、僥倖な事に券売機の行列の最後尾に並んでいた。俺はてっきり端の方で携帯のマージャンのアプリをやっているこいつの情景を想像していたのだがどうやら違うようだ。ちょっと低く見ていたか。まぁこいつは授業の間の10分休憩にもそのそれをやっているくらいである。こう考えていても良かろう。丁度立川の後ろに並べた俺は立川と会話を始め切符を入手した。その後は駅の構内で出会った嶋中や大保里も加えて楽しく話をした。敢えて話の内容は言わないでおこう。この旅行中の会話で分かっていくことと思う。

 そしてあっという間、6時45分に新幹線乗車駅到着である。あと30分何をして過ごそうか。読者の中には「そんなに早く着くならもう1本遅いのでも良かったのでは?」とお思いになられる方もいるかもしれないが、もう1本遅い電車で来ると、集合時間の7時15分以降に電車が到着してしまうのである。披瀝するとJRを呪いたいが、俺一人が呪ったくらいでダイヤグラムが変わるのなら苦労はしない。JRの事項に従っておくか。

 集合時間までの30分の余暇を友との会話で消費することとし、その後も友との会話に勤しんだ。そして時間はあっという間に7時15分である。流れるように添乗員の話が始まる。まぁ7時55分に新幹線に乗れりゃ文句は無いんだろ。耳から添乗員のメガホンの電波を適当に受信して、俺は他校の奴から来たメールを返していた。

 と、ここであることに気付いた。班員である和田・矢口が来ていない。程なくして和田は到着したがいつまで立っても矢口が来ない。班を組む際、俺は和田と2人でいたらこの班に巻き込まれたので、和田が来れば矢口はどうでも良かったのだが、やはり矢口を置いて旅行に出るのは社会的にまずいような気がする。教師もそう思っていたのだろう、班長の竹下に携帯での連絡を促した。だがここで変な事態に発展する。班員である草池が、「矢口は携帯を持っていない」というのだ。さてこれからどうなるのか。まさか放置という訳にはいくまい。2組の大上は体調不良で修学旅行に行かないらしいが、矢口もそんなむなしいことになるんだろうか。

 とか思ってたらあっさりと到着した。この時の虚無感と言ったらない。何やら電車が出発した後に駅に着いてしまったらしく1本遅れたらしいのである。さっきの「JRの事項に従う」と言った事は忘れて欲しい。

 兎も角これで班員も、班長である竹下、副班長の草池、班員の立川、矢口、和田、俺。それにまだ登場していないが飯田・中浜の8人が全て揃い、後は出発を待つばかりとなった。55分までかなり時間が余ったが、常套手段である「会話」を用いて切り抜けた。

 そしてついに新幹線が降臨、俺は関東へと向かう車内へと足を踏み入れたのである。


 新幹線に乗った最初の1時間くらいは、隣の和田と2人でトランプをしたり会話をしたりしていたものの、いつの間にやら俺は読書・和田は睡眠という構図が出来上がっていた。和田が完全に夢の中の世界へと引っ越しが完了したのを確認すると、俺は読書に専念した。また車窓から町々の風景を見るのも楽しく、暫しの安らぎを得た。だが新神戸駅に停車し、俺が駅の周りが一面の森ということに驚いていた時くらいから、俺や和田の安らぎは根こそぎ削り取られることになったのだ。

 当初はゆっくり座っていた輩が、ずっと座りっぱなしということに飽きてきたらしい。何やら号車と号車を移動してみたり、比較的おとなしい奴に絡んでみたり、正直言って迷惑であった。その姿は酔っ払いそのものであり、今絡まれている奴を助けたら、かの電車男みたいになるのではないかと思ったのだが、絡まれているのが男子生徒だったので俺はバッグからiPodを取り出して曲を聴くことにした。静かな曲調をぶち壊しにするような不協和音が聞こえてくるが気にすまい。

 何かのテレビ番組で、今頃の学生は落ち着きがない。と専門家のじいさんがのたまっていた。お前なんかに何が分かるんだとあの頃はツッコミを入れていたが、この光景を見るとそのじいさんが正しかったようで、電車が京都に停車する頃には、車内は目も当てられない惨状になっていた。何しろざっと席を見渡すと空席の方が多かったもんな。皆立ち上がって他の席のところに行っている。つーか注意しろよ教員。

 しょうがないので俺は最大音量で曲を聴き、且つ読書をすることで安らぎを得ることが出来た。ここでふと後ろに目をやると、教員はアイマスクとイヤホンという完璧な防御スタイルでさっき和田が行った世界へ移動を完了していた。この教員が何を考えて教育を放棄したのか、俺には咀嚼できない。する気もないが。

 そうして落ち着いた俺とは対象的に、ますますヒートアップする車内はついに小田原を通過し、目的地の新横浜にあと15分くらいとなった。

 大音量で音楽を聴いていた俺は周りを全く見ていなかったが車内は壮絶なことになっていた。この状況を言い表せる言語を俺は知らない。もっと言えば、目的地が関東でなくて青森やら北海道だったら、もう車両の上に登る輩もいたかもしれない。教員見てないしな。

 そういうものに飽きれつつも、俺たち200名弱はついに横浜、関東へと辿り着いたのである。



続きますー

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by tears-1990 | 2007-09-06 17:46 | レポとか報告・他